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3Tホイールのスポークテンション③

さて、「3Tホイールのメルキュリオ」のリヤホイールで
ノンドライブ側のスポークテンションが測定出来ないのを
測定する事にしましょうか!?
「ドライブ側」はテンションゲージの目盛りが「0.50」を示しています。
3Tホイールのスポークテンション③_e0253769_19523433.jpg

隣のスポーク、すなわち「ノンドライブ」側は前回と同じく「0.00」です~
前にも言った様にスポークテンションが「0」N(ニュートン)ではありません。
3Tホイールのスポークテンション③_e0253769_19525784.jpg

分かり易い様に「ドライブ側」は「A」
ノンドライブ側は「B」の付箋を付けました。

この2本をテンションゲージの目盛りが出る様に、太い(2mm)スポークに
交換してみましょう~
長さは「250mm」~同じくSAPIM製の「RACE」を同じ長さに特注しました。
その前にドライブ側のテンションをメーカー推奨の「0.60」に上げておきましょう。
画像はありませんが、ノンドライブ側は「0.00」のままです。
3Tホイールのスポークテンション③_e0253769_21443144.jpg


「A」のドライブ側を測定してみましょう~「2.35」を示しています。
(スポークが太くなっているのが分かりますね!)
3Tホイールのスポークテンション③_e0253769_21422262.jpg



「B」のノンドライブ側を測定すると~「1.55」です。
3Tホイールのスポークテンション③_e0253769_21424767.jpg

「SAPIM」の換算表がないので「DT」の換算表に合わしてみると
(CHAMPIONの2.0mmスポークの数値を見ます)
「A」のドライブ側は「約1200N」~「B」のノンドライブ側は「約500N」になります。
(多少の誤差はありますが大きく数値が違うという事はないはず?)

ちなみに元々のCX-RAYのゲージ値「0.60」を「DT」のAERO LITEスポーク
の数値に合わすと「約1300N」なります。
換算表を使った結果で近い数値が出ているので誤差の範囲内といえるでしょう。
(CX-RAYもAERO LITEも0.9mmのブレードなので当て嵌めました)
ドライブ側が同じであれば、ノンドライブ側の数値が「正解」だという事です。
つまり「CX-RAY」のノンドライブ側でもDTのテンションゲージで測定して数値が
出なくでも、スポークテンションは「約500N」あるという事なのです。

ドライブ側「約1200N」、ノンドライブ側「約500N」は、ホイールとして
成り立っているンですが~
この数値だから「OK」なのではなく、この状態で使用して問題なければ
「OK」なのです!
数字から結果が出るのではなく、結果から数字が出るのです~

例えるならば、ボルトの強度・・・
「10N・m」で折れます~これは「10N・m」で締め込むと折れるボルトを
作ったのではなくて、
完成したボルトを締め込んで、折れたのが「10N・m」だったという話(分かりにくいか?)
by hattorisports | 2012-05-18 21:00 | hattori LAB.
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