軽量学の時間③

初めてお読みになる方は軽量学の時間①からお読みになってから、どうぞ!

今回は「Wレバー」化は無理な場合~フレームに「Wレバー」を
取り付ける事が出来ない時は・・・と考えると
ヒルクライムに特化(軽量化)するならば、フロントシングルギヤ化
を想像するサイクリストの存在があるでしょう?

軽量のポイントは
①左(フロント)STIをノーマルレバーにする
②フロントディレイラーが不必要
③アウターギヤが不必要
④チェーンを短くできる
これだけを見ると、そんなにお金をかけないで
「200g」以上の軽量化が見込めると考える人が
いるのでは・・・検証してみる価値はありそうですね

先に書いておきますが、それぞれの問題点もあるのです。
①ノーマルレバーを用意するにしても同形状のモノがあるか?
②フロントディレイラーの省略によってチェーン脱落のリスク発生
③シングル用のチェーンリング固定ボルトの用意
④一旦短くしたチェーンを元に戻せない(ヒルクライム以外はダブルに戻す為)

ポイント①左(フロント)STIをノーマルレバーにする
現行のシマノでは「STIレバー」と「ノーマルレバー」では形状の差が
あります~ここは我慢するしかないのでは?
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今回は9~10速当時のカンパニョーロでも考えてみます~
この時代の「エルゴパワーレバー」と「ノーマルレバー」は同形状なので扱い易い!
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STIレバー(ST6800):「208.3g」
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ノーマルレバー(BL-R600):「126.8g」~マイナス81.5g
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エルゴパワー(レコード):「164.7g」
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ノーマルレバー(レコード):「112.2g」~マイナス52.5g
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シマノ・フロントシングル仕様左右レバーで208.3g+126.8g=335.1g
カンパ・フロントシングル仕様左右レバーで164.7g+112.2g=276.9g
カンパを使った方が335.1g-276.9g=58.2g軽い!
という事は、シマノST6800(ダブル仕様)からカンパにすると、208.3g×2=416.6g-276.9g
139.7g軽くなります(ただし9or10速になりますが・・・)
エルゴパワーを使った方が軽くなりましたが、この組み合わせでは
シマノは作動しません~
そんな時は「変換ユニット」を使用すれば可能に!
カンパのエルゴパワーでも、シマノのリヤディレイラーを操作できます。
プラス:11.2g
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ポイント②フロントディレイラーが不必要
フロントディレイラー(FD6800B):「104.0g」←この分軽くなります。
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フロントディレイラーを外したままだと、走行中や変速時にチェーンが落ちてしまうリスクがあります。
それで以前、「富士山用バイク」を作成した時に脱落防止バンドを自作しました~
実測20.7g~この分、重量増になります~フロントディレイラーに比べるとかなり軽いンですが・・・。
結果104.0g-20.7g=83.3gの軽量化ですネ!?
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ポイント③アウターギヤが不必要
Wチェーンリングボルト1個:「5.3g」
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シングルチェーンリングボルト1個(アルミ):「1.4g」
(5.3g-1.4g)×5個=19.5g軽くなります。
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そして、アウターギヤを外すと112.2g軽くなります。
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合計で19.5g+112.2g=131.7gです

ポイント④チェーンを短くできる
W時のチェーン(106コマ):「247.7g」
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シングルの時は8コマ縮められるので、247.7g÷106×8=約18.7g軽くなります。
チェーンは2本用意しなければなりませんが
KMCのミッシングリンクを用意すれば再利用OK!
(ミッシングリンクの使用限度はありますが・・・)
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その他シフトアウターが1本減るので~
2本で38gだったから、その半分の19g軽くなります。

合計すると、いくら軽くなるでしょうか?
①81.5g(シマノ)
②83.3g
③131.7g
④18.7g
その他19g~なので総て足すと
315.5gですネ!!

更にカンパにすると315.5g+58.2g-11.2g=362.5gの軽量化を達成できるのです。

予想より大幅な軽量化が出来る事がわかりました・・・・が
机上の話なので実際やってみるとイロイロ変わってくるところが
発生するかもしれませんね?
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by hattorisports | 2014-04-07 21:00 | hattori LAB.
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