スタビライザー①

ユニパーの新製品で「アークスⅡ用チタンボルト」と「7075S ブレーキ取り付けナット」は日本(服部スポーツ)が企画したオリジナル商品なのです。

現在企画中の商品が「スタビライザー」なのです。
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「スタビライザー」とは何?  と思われるでしょう?
説明は長くなりますが、最初から書いていきます。

これは昔に使用していた「X1チタン」ですが、よく見るとペダルシャフトが削れています。
(結構、えぐれているでしょ!)
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こちらは友人から譲ってもらった「ゼロ・ステンレス」です~同様にペダルシャフトが削れています。
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なぜ、こんな削れ方をするのか不思議でしたが長い間、あまり不満に思わず使っていました。
しかしながら、雨中の走行でレインシューズカバーをつけていて走り終わったら、なんと新品だった
レインシューズカバーに穴があいていたのです。
おそらくクランクと擦れてあいたと思うのですが、クリアランスは十分にあったはず?
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考えた結果、シューズが内側に倒れこんで穴があいたのだと思いました。
そうであれば、ペダルシャフトが削れていたのも関連している思い、シューズを見るとクリート(黄色部分)に
何かと擦れた跡を発見!~そうペダルシャフトと接触した痕跡だったのです。

しかし、クリートとペダルシャフトとの隙間は、1.5mmほどあるのに・・・なぜ?
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ここで、友人から譲ってもらった「ゼロ・ステンレス」がその謎を解決してくれるのです。
分解したペダルシャフトをよく見ると、異様なまでに削れた部分があったのです~
ニードルベアリングが入っているところです。(上側の新品と比較してください)
あくまでも仮説ですが、ペダルを踏み込んだ時に樹脂製の本体がたわんでしまい
内側に傾いてしまったのでしょう???
1.5mmの隙間をうめる程、傾いてしまうのが恐ろしいですネ!?
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参考までに何人かのペダルを見て、総てではありませんがペダルシャフトが削れているのを
確認しました。
なかには内側に倒れこむのが嫌で使用するのをやめたレーサーもいました~気付いていたのですね。
それと不思議な事に、左のペダルシャフトの方が削れている量が多いのです~
この点については後日、考えてみましょう!!!

どうにかして内側に傾かない様にしたい(シューズカバーに穴をあけたくない?)と思い
考え出したのが「スタビライザー」だったのです。
1.5mmの隙間をなくせば、倒れこまないはず~早速サンプルを作成して試験走行!
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走ってみて分かったのが、隙間を「0」にしてはいけないという事~ある程度の隙間を設けないと
ストレスがかかってしまうのです。
幾つかサンプルを作成して適性な隙間の量を出しました。
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隙間が「0」だと困るのが、
踏み込んだ時以外は内側に倒れこんでいないので、クリートとペダルシャフトは接していません。
そう、「0」にするとクランクが360度回転している最中にずっと接していて抵抗になってしまうのです!

内側に倒れこむ程ペダルを踏み込むのはわずかな間なのです。
ペダルシャフトの削れている範囲を見れば分かるのです~

ここで少し話が逸れますが、踏み込んだ時に「スタビライザー」が抵抗になるのでは?という
意見を伺ったのですが~
今までペダルシャフトを削る程のPOWERを失っていたのですから「スタビライザー」と接している
抵抗の方がはるかに少ないのです。
ノーマルのベアリングをセラミックに交換して軽くなったと喜ぶ時代ですから、「スタビライザー」による
抵抗減の方がはるかに効果があると考えられるのです。

それより靴底で1.5mmも内側に傾いているという事は膝がかなり傾いた状態でペダリングしている方が
問題なのではないでしょうか?



サンプルを使用していて気付いたのが「スタビライザー」をペダルシャフトに通しているので
クロモリシャフトだと表面処理(黒い部分)が剥がれしまうのです~グリースは十分塗っていますが・・・
「スタビライザー」をつけていなくても、クリートと接している部分は削れてしまうンですけどね!?
表面処理が剥がれて、錆びる可能性もありますが定期的に注油して2ヵ月ほど走っていて「錆び」
の発生はありません。ステンレスシャフトやチタンシャフトだと大丈夫でしょうね?

現在、サンプルは「3型」です。使用しているとイロイロな問題点が出てきて、改良するという
いつ終わるか分からない作業の繰り返しです。
我々はパーツメーカーではないので、最高の製品を提供できないかもしれません~
これがきっかけになってオリジナルのメーカーやサードパーティがより完成度の高い「スタビライザー」を
販売する日がくるかもしれません。
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by hattorisports | 2015-10-16 21:00 | Yuniper(ユニパー)
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