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ホイール学③

トップギヤの位置を測定します。
エンドとのクリアランスのことですが。今回は振れ取り台にのせて実施しました。
11速ホイールに11速スプロケット(加工なし)で測定したところ、クリアランスは
約「3.85mm」でした。←通常寸法値
同じように7速ホイール(ハブ)に11速スプロケット(加工なし)を10枚入れた時のクリアランスは
約「3.35mm」でした。
ついでに7速ホイール(ハブ)に11速スプロケット(加工なし)を9枚入れた時のクリアランスは
約「6.35mm」でした(この仕様については下記で説明しています)。
7速ホイール(ハブ)に11速スプロケット(加工なし)を10枚入れた時のクリアランスは
11速ホイールと11速スプロケットの組み合わせより「0.5mm」少ないのですが
「0.5mm」切削加工したスパイダーアームのスプロケットを使用すれば
「3.35mm+0.5mm=3.85mm」になりますネ!!
ホイール学③_e0253769_1126231.jpg


7速ハブに11速スプロケットを9枚(トップ2枚を省く)を入れましょう!
若干フリー本体の方がスプロケットより飛び出ているので、このままでは
ロックリングを取り付けても固定する事ができません。
ホイール学③_e0253769_7415077.jpg

ということで、スペシャル・スペーサーを作成しました。
画像右側のアルミ製のモノです~
ホイール学③_e0253769_7423055.jpg

これでスッキリと固定できました。  スッポリと嵌りました!
これからアクスルのスペーサーを調整して、オチョコ量を減らす作業に入ります。
ホイール学③_e0253769_742585.jpg
この仕様でスパイダーアームを切削加工したものにすれば、クリアランスは6.85mm!
通常寸法値に比べ「3mm」余裕があるので
FH-1055を130mmにモディファイすれば、フリー側のフランジ・センター間は22.7mm+3mm=25.7mmになります・・・
比率は25.7÷(20.7+37.3)=約44.3%になるのです。
さらに135mmだと、フランジ・センター間は25.2mm+3mm=28.2mmになり
比率は28.2÷(20.7+37.3)=約48.6%になり限りなくオチョコ量が減るのです。
でも3mmも寄せる程、ロックリングとフレームの間に隙間があるのでしょうか?









   @服部産業
by hattorisports | 2015-12-07 21:00 | hattori LAB. 2015
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