サラブレッドの系譜④

GTR-SLの魅力① シートポストとフロントフォーク編 

サラブレッドの系譜③で語ったように、名前こそGTR-SLと付いていますが、GTRの兄貴分と言うよりは、Newゼロ7の弟分と北さんは考えています。Newゼロ7との相違点を比べてみましょう!

まず、弊社でよくアッセンブルしていたシートポストを見てください、左がリッチー製のWCSアルミニウム1ボルトシートポストで、右がリッチー製のProアルミニウム2ボルトシートポストです。いずれもφ31.6mmと太いシートポストです。長い間リッチーのラインナップに君臨するこの2種類のシートポストですが、新しいテクノロジーは搭載されておりません。
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そして、次にNewゼロ7とGTR-SLに装備されているシートポストを見てみましょう。左がNewゼロ7用のリッチー製の『Super LogicカーボンLinkシートポスト』で、右がGTR-SL用のリッチー製の『WCSカーボンLinkシートポスト』です。実は現時点でこの2種類のシートポストのみがフレックスロジックテクノロジーを搭載しております。アルミニウムLinkシートポストもリッチー社の製品上ラインナップにあるのですが、アルミニウム素材のコンプLinkシートポストには、フレックスロジックテクノロジーは搭載されていません。またシートポストの径をφ27.2mmと細身にしておりまして、より軽量で、振動吸収性を高めております。リッチー社からの報告では、横剛性やネジレ剛性はそのままに垂直方向に15%柔軟になっており、Super LogicカーボンLinkシートポスト&WCSカーボンLinkシートポスト共に通常のセットバックは15mmなのですが、サドルレール受けのやぐらの前後方向の向きを変えることで、約5mmのセットバックになります。
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次にフロントフォークを比べてみましょう。左から旧ゼロ7(マットブラック)、Newゼロ7(マットブラック)、チェント1Air(ネイビー)、チェント1SR(マットブラック)、GTR-SL(イエロー)です。『GTR-SLのフロントフォークはNewゼロ7に近い形状か?』と思っておりましたが、比べてみて、GTR-SLのフロントフォークのブレード部分は非常にチェント1Airに近い形状をしている事が判明しました!旧ゼロ7以外の4本のフロントフォークは、全てカムテールデザインのエアロフォークですが、チェント1SRはゴールスプリントも得意なフレームのため、マッシブな形状をしている事が、改めて比べてみることが分かりました。
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では、Newゼロ7(マットブラック)、チェント1Air(ネイビー)そしてGTR-SL(イエロー)をピックアップしてもっと比べてみます。チェント1Airにはフォーククラウン下部に整流効果のある凸状の隆起(ピンクの矢印部)があるのですが、Newゼロ7やGTR-SLにはありません。GTR-SLのフロントフォークのクラウン部分はNewゼロ7に近い形状になっていました!またGTR-SLは700×28Cタイヤ装着出来るフロントフォークのために、タイヤクリアランスが大きいのも特徴ですね。
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次号サラブレッドの系譜⑤では更に深くGTR-SLの魅力に迫ります!

サラブレッドの系譜⑤につづく
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by hattorisports | 2015-07-15 08:00 | 北さんの国から’15-躍動
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