2017 チェントディエチ・エアー の一番の特徴は、専用設計の「アラバルダ」ハンドルバーステム(一体)であり
シフトケーブルをハンドル~ステム~ヘッドチューブを介してフレームパイプ内部を通すシステム(構造)なのです。 ブレーキケーブルは従来通りのルーティング、ハンドルバーには内蔵されますが一旦外に出て トップチューブから内蔵される設計になっています。 シフトケーブルは「電動シフト」をチョイスした時に電動ケーブルを表に出さないデザイン(設計) になっていて、ジャンクションもステムの裏側に埋め込まれます。 もちろん機械式(ワイヤー式)をチョイスしてもワイヤーケーブルは同じ道筋で内蔵されます。 機械式(ワイヤー式)の内蔵における、組み付け手順やシフト時のフリクションに一抹の不安はありましたが 実際に組み立て作業を行ってみると、コツを掴めば案外難しくなく「STIレバー」を操作(シフト)してみても 無理なく変速ができたので、安心しました。 展示車には試しに、普通のステンレスインナーを使用して組み立てました。 その事は内緒にしたままで、小売店の方々に操作してもらい~「普通」ですね、「こんなモノ」だろうという 意見を頂きけました。 シマノ純正のコーティングインナーを使えば、もっと引きが軽くなる(?)はずです。 組み立てのコツは、ダウンチューブのカバー側(カバーは外した状態です)からヘッドチューブ方向に シフトアウターを通す事です。 フロントフォークを外していれば、簡単に通せるはずです。 左右(フロント、リヤ)が分かる様にして引っ張り出してください。 この状態でフロントフォークを差し込みます。 この後に、専用のベアリングと専用のコンプレッションリングとスペーサー(2種類)を通します。 まず、上ベアリングを入れます~下ベアリングと外径は同じなのですが、内径が違うので注意してください。 上下を間違うと、組み付けが出来ません。 コンプレッションリングを入れます。 専用スペーサー(下)を入れます。 専用スペーサー(上)を入れます。 前方から見ると、この様な状態です。 ステアリグコラムに平面がありますね、ここを2本のシフトアウターが収まる所なのです(重要)。 この時に、シフトアウターにシフトインナーを通しておきます。 さらにシフトアウターの端面がフレームに当たってキズをつけない様にアウターキャップを かぶしておきましょう。 フレーム側にも養生しておけば、尚GOODです! あらかじめ「アラバルダ」にライナー管を通しておけば、シフトインナーを通し易くアウターも 続けて通せます。 アラバルダをある程度、スアリングコラムに差し込みます。 この状態でライナー管にシフトインナーを通します。 「アラバルダ」をステアリングコラムの下部までセットする作業です。 ここでのコツはハンドル(ステム裏)部でシフトインナーをクロスさせてからキッチリと収めて取り付けるところです。 パイルダ~ オ~ン!!!! セットできればシフトインナーは一旦抜き取ります。 ここから先の作業はハンドルにSTIレバーを取り付けてシフトアウターをブラケットへ差し込みます。 最後に重要なのがシフトアウターの長さを決める作業です。 カバー装着部の先端から40mmの所に印を付けておきます。 ハンドルを目いっぱい切った時にシフトアウターが引っ張られた位置を40mmに合わします。 ここでシフトアウターをカットするのですが、アウターキャップの厚みを考慮しなければなりません。 シマノ製は3mmなので、実際は37mmの位置でカットするのがよろしいでしょう。 ちょっと面倒なのが、コラムスペーサーの枚数が変わるとシフトアウターの長さを変えた方が良いのです。 増減するコラムスペーサーが1枚くらいなら大丈夫かもしれませんが?後日試してみます。 @服部産業株式会社 サウスイーストカラー(ポッツァート専用カラー)です~ジャージは服部産業では販売しておりません。(イタリアで買ってきました)
by hattorisports
| 2016-06-30 17:00
| メンテナンス&組み立て
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